外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、建物を雨風から守る重要な役割を果たします。特に70坪という大きな住宅の場合、外壁塗装の費用は高額になる傾向があります。
この記事では、70坪の外壁塗装にかかる費用相場を詳しく解説し、費用の内訳や変動要因、そして費用を抑えるための方法をご紹介します。外壁塗装を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
外壁の塗り替え時期かも...
目次
70坪の外壁塗装の平均相場
70坪の住宅の外壁塗装にかかる平均相場は、約180万円~210万円です。ただし、この金額はあくまで目安であり、使用する塗料の種類、外壁の状態、施工業者などによって大きく変動します。
塗装面積の計算方法
外壁塗装の費用を算出するためには、まず塗装面積を把握する必要があります。一般的な計算式は以下の通りです。
塗装面積 = 延床面積 × 係数
係数は、建物の形状や窓の数などによって異なりますが、一般的には1.2~1.5程度で計算されます。70坪の住宅(延床面積約231平方メートル)の場合、塗装面積は約277~346平方メートルとなります。
塗料代の目安
塗料代は、使用する塗料の種類によって大きく異なります。一般的に、耐用年数が長い塗料ほど高価になります。
例えば、シリコン塗料の場合、1平方メートルあたり約2,000円~3,000円が相場です。したがって、塗装面積が約277~346平方メートルの場合、塗料代は約55万円~104万円程度になります。
もちろん、これはあくまで塗料代だけの目安であり、実際には足場代や人件費、その他の費用も加算されます。
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坪数をベースにした外壁塗装の見積もり計算
外壁塗装の見積もりは、主に以下の項目で構成されています。
- 足場代:作業員の安全確保のために設置する足場の費用
- 塗料代:外壁を塗装するために使用する塗料の費用
- 人件費・工事費:作業員の人件費や、塗装作業にかかる費用
- その他費用:シーリング補修、高圧洗浄、養生などにかかる費用
各費用の算出方法
各費用の算出方法について、詳しく見ていきましょう。
足場代
足場代は、足場の種類や設置面積によって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり約800円~1,200円が相場です。70坪の住宅の場合、足場代は約20万円~40万円程度になることが多いです。
塗料代
塗料代は、使用する塗料の種類によって大きく異なります。シリコン塗料、ウレタン塗料、フッ素塗料など、様々な種類があり、それぞれ価格帯が異なります。一般的には、耐用年数が長い塗料ほど高価になります。
人件費・工事費
人件費・工事費は、作業員の人数や作業時間、工事の難易度などによって異なります。一般的には、総費用の30%~50%程度を占めることが多いです。
その他費用
その他費用には、シーリング補修、高圧洗浄、養生などが含まれます。シーリング補修は、外壁のひび割れや隙間を埋める作業で、建物の防水性を高めるために重要です。高圧洗浄は、外壁の汚れやカビを落とす作業で、塗料の密着性を高めるために行われます。養生は、塗装しない部分を保護する作業で、仕上がりを綺麗にするために重要です。
これらの費用を合計することで、外壁塗装の見積もり金額が算出されます。
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費用が高くなりやすいケース
外壁塗装の費用は、様々な要因によって変動します。特に、以下のケースでは費用が高くなる傾向があります。
外壁の劣化状態
外壁の劣化状態がひどい場合、補修費用がかさむことがあります。例えば、外壁にひび割れが多い場合や、塗膜が剥がれている場合は、補修作業が必要になります。
外壁の劣化状態と費用
| 劣化状態 | 補修内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 軽微なひび割れ | シーリング補修 | 1箇所あたり500円~2,000円 |
| 広範囲のひび割れ | 下地補修+シーリング補修 | 1平方メートルあたり3,000円~5,000円 |
| 塗膜の剥がれ | 下地処理+再塗装 | 1平方メートルあたり5,000円~8,000円 |
| 外壁材の破損 | 外壁材の張り替え | 1平方メートルあたり10,000円~20,000円 |
特殊な外壁材
特殊な外壁材を使用している場合も、費用が高くなることがあります。例えば、タイルやレンガなどの外壁材は、塗装が難しいため、専門的な知識や技術が必要になります。
複雑な形状の建物
建物の形状が複雑な場合も、足場の設置や塗装作業が難しくなるため、費用が高くなることがあります。特に、高所作業が必要な場合や、狭い場所に足場を設置する必要がある場合は、追加費用が発生することがあります。
上記のようなケースに該当する場合は、見積もりを依頼する際に、業者に詳しく説明してもらうことが大切です。
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塗料の選択による費用変動
塗料の種類によって、価格だけでなく、耐久性や機能性も大きく異なります。塗料を選ぶ際には、予算だけでなく、建物の状況や希望する機能性も考慮することが大切です。
塗料の種類と特徴
| 塗料の種類 | 単価(1㎡あたり) | 特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| アクリル塗料 | 800円~1,200円 | 安価だが、耐久性が低い | 初期費用を抑えたい方向け |
| ウレタン塗料 | 1,500円~2,500円 | アクリル塗料より耐久性が高い | コストパフォーマンスを重視する方向け |
| シリコン塗料 | 2,000円~3,000円 | 耐候性、耐汚染性に優れる | バランスの取れた塗料 |
| フッ素塗料 | 3,500円~5,000円 | 耐久性が非常に高い | 長期的にメンテナンス費用を抑えたい方向け |
| 無機塗料 | 4,000円~6,000円 | 超耐久性、耐候性に優れる | メンテナンスの手間を極力減らしたい方向け |
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足場の掛け方による費用変動
足場は、外壁塗装工事において、作業員の安全を確保するために不可欠なものです。足場の掛け方によって、費用が大きく変動することがあります。
建物の階数による違い
建物の階数が高いほど、足場の設置費用は高くなります。これは、高所作業になるため、より安全性の高い足場が必要になるためです。
狭小住宅の場合
狭小住宅の場合も、足場の設置が難しくなるため、費用が高くなることがあります。これは、足場を設置するためのスペースが限られているため、特殊な足場が必要になる場合があるためです。
屋根工事との同時施工
外壁塗装と同時に屋根工事を行うことで、足場代を節約することができます。これは、外壁塗装と屋根工事で足場を共有できるため、足場代が1回で済むためです。
足場代の内訳と相場
| 項目 | 単価(1㎡あたり) | 70坪住宅の相場 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 足場設置・解体 | 800円~1,200円 | 20万円~40万円 | 建物の形状や階数によって変動 |
| 飛散防止ネット | 100円~200円 | 2万円~7万円 | 塗料の飛散を防ぐためのネット |
| 安全対策費 | 50円~100円 | 1万円~3万円 | 作業員の安全確保のための費用 |
| 運搬費 | – | 1万円~5万円 | 足場材の運搬にかかる費用 |
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シーリング補修による費用変動
シーリングは、外壁材の隙間を埋める役割を果たし、建物の防水性を高めるために重要なものです。シーリングが劣化すると、雨水が浸入し、建物の内部を腐食させる原因になります。シーリングの補修方法によって、費用が変動することがあります。
打ち替えと打ち増し
シーリングの補修方法には、打ち替えと打ち増しの2種類があります。
- 打ち替え:既存のシーリングをすべて撤去し、新しいシーリングを充填する方法
- 打ち増し:既存のシーリングの上から、新しいシーリングを充填する方法
打ち替えは、打ち増しよりも費用が高くなりますが、耐久性が高く、より確実な補修が可能です。
シーリング材の種類
シーリング材の種類によっても、価格が異なります。一般的に、シリコン系シーリング材、ウレタン系シーリング材、変成シリコン系シーリング材などがあります。
シーリング材の種類と特徴
| 種類 | 単価(1mあたり) | 特徴 | おすすめの劣化状態 |
|---|---|---|---|
| シリコン系 | 300円~500円 | 耐候性、耐水性に優れる | 軽微なひび割れ |
| ウレタン系 | 400円~600円 | 耐久性、耐摩耗性に優れる | 比較的大きなひび割れ |
| 変成シリコン系 | 500円~800円 | 耐久性、耐候性、耐汚染性に優れる | 広範囲のひび割れ、劣化が著しい場合 |
工法の選択基準
シーリングの劣化状態によって、適切な工法を選択する必要があります。一般的には、以下の基準で判断します。
- 軽微なひび割れ:打ち増し
- 広範囲のひび割れ:打ち替え
- シーリングの硬化:打ち替え
- シーリングの剥がれ:打ち替え
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費用を抑える方法
外壁塗装の費用は高額になることがありますが、いくつかの方法で費用を抑えることができます。
助成金制度の活用
自治体によっては、外壁塗装に対する助成金制度があります。助成金の対象となる条件や金額は、自治体によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
相見積もり
複数の業者に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、費用を抑えることができます。見積もりを依頼する際には、同じ条件で見積もりを依頼し、内容を比較することが大切です。
相見積もりを取る際には、依頼する施工会社の種類によって相場が大きく変わることを理解しておきましょう。主な施工会社の種類としては、以下の3つがあります。
- ハウスメーカー:ブランド力があり、安心感があるが、下請け業者に委託するため、費用が高くなる傾向がある
- 訪問営業会社:営業力が強く、契約を取りやすいが、中間マージンが発生するため、費用が高くなる傾向がある
- 自社施工会社:自社で職人を抱えているため、中間マージンが発生せず、費用を抑えることができる
費用を抑えたい場合は、自社施工会社に依頼するのがおすすめです。
適切な塗料の選択
塗料の種類によって、価格だけでなく、耐久性も異なります。予算に合わせて、適切な塗料を選択することで、費用を抑えることができます。例えば、耐久性の高い塗料を選べば、塗り替えの頻度を減らすことができ、長期的に見ると費用を抑えることができます。
これらの方法を組み合わせることで、外壁塗装の費用を大幅に抑えることが可能です。
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まとめ
70坪の住宅の外壁塗装相場は、約180万円~210万円です。ただし、この金額はあくまで目安であり、使用する塗料の種類、外壁の状態、施工業者などによって大きく変動します。費用を抑えるためには、助成金制度の活用、相見積もり、適切な塗料の選択などが有効です。外壁塗装を検討されている方は、この記事を参考に、最適な業者を見つけて、満足のいく外壁塗装を実現してください。
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